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 本当に待ち合わせすることに成功してしまった時、とっても緊張してしまいました。
だって見知らぬ女性と、あのような形で知り合うことなど一度も経験が無いのですからね。
女性と殆ど接点を持ったことが無い自分、まさか出会い系サイトでこの様な形で、知らない女性と対面することになるなんて、何だか自分が自分じゃないような気持ちになっていました。
璃音ちゃんは、とても可愛らしい顔をしている女子大生でした。
駅前で彼女にメールを送ると、すぐに彼女が自分のそばに駆け寄ってくるのです。
「本当に来てくれたんですね!無茶苦茶嬉しいです」
「はじめまして、よろしくお願いします」
「あの、いきなりで悪いんですけど、ご飯食べさせてもらえますか?」
「はい、いいですよ、お店に入りましょう」
こうして彼女とご飯を食べることになりました。
とても可愛い顔をしている璃音ちゃんと向い合せで食事をするなんて、夢の中にいるような気持ちでした。
ご飯を食べながらいろいろと話していると、神待ちをしていたと言うのです。
「神待ちって何?」
「知らない?家出して困ってたりする時に、助けてくれる男性を探すこと」
そういえば、何となく聞いたことがあるような気がしました。
でも詳しいことは全く知らないのです。

「今家出中なの?」
「うん、ちょっと訳ありなんだけどね」
事情はともかくとしても、何だか凄く助かったっていう顔して美味しそうに食事をしている彼女を見て、ちょっと嬉しい気分になってしまいました。
チャットとかメールとかよりも、やはり直接対面して会話をする楽しみと言うのは、他にないなって感じです。
思い切って出会い系サイトを利用して本当に良かったと思っているときに、彼女がまたいいだしたのです。
「あの…良かったら今夜、宿泊させてもらえない?」
「えっ?」